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『現代日本写真アーカイブ』 掲載






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The article about my exhibition ”Neuma” is on this book written by a photo critic, Kotaro Iizawa.


写真評論家 飯沢耕太郎氏による
『震災以後の写真表現2011-2013 現代日本写真アーカイブ』青弓社
に、2012年東京での展覧会”Neuma” 評論掲載して頂きました。
「読む写真辞典」。
# by mignon51 | 2015-06-08 13:54

Exhibition in TOKYO



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Sarah Fujiwara Exhibition
La vie en rose -Phosphorescenses-
2015.5.22-6.20(sat)
東京都港区南麻布5-11-12 B1
日月休 11:00-19:00 (土曜日18:00)
5-11-12, Minamiazabu, Minato-ku, Tokyo, JAPAN

オープニングイベント・トークセッション終了しました。



生命の躍動感を奔放な視点でとらえたインスタレーション展。
EMON PHOTO GALLERY


6月20日迄開催中です!
# by mignon51 | 2015-05-31 17:58 | Exhibition

ハナミズキ




ひとりでのりこんだ(というとちょっと大袈裟だけれど)ニューヨークでは
たぶんなにかとイロイロ準備などが大変だろう
という予想もあったので
キッチンつきの部屋をとり
不規則な生活もドンと来い!
という気もちでいたので
自炊生活もかえって気分を楽にしてくれたもの。




帰国してからなんと今日は
ひさしぶりの 一人晩ごはん。

昨日大好きな友人夫妻がやってきて
わいわい がやがや 飲んで 食べてで
冷蔵庫の中は 見事 空っぽ。




さて、今夜はどうしましょ。
お買い物に行くのもなんだか今日は面倒だし
あるもので何かつくって食べるのもなんだか今日は嫌だし
かと言って
コンビニ飯やファーストフードも なんだか哀し
知り合いの店に行く気もまったくしない


というわけで
1年に2、3度のぞく
近所の天ぷらやさんに9時前に滑り込み。





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カウンターのお席をいただいて
まずは 〆張鶴 はお決まり。
やっぱりこの季節 山菜の天ぷらはいただいておかないと.....
とお願いすると

「あてに」

と独活の根っこをいただきました
なんとも言い表せない春の味。
この時点で
既に75%の満足を感じ
やっぱり来て正解
と このところの疲れが半分おちる という
なんとも単純な自分を自分の中で笑っていると



こごみに ぜんまい たらの芽に 独活



天ぷらになって わたしのまえに。


お隣の常連らしきご夫婦が

「いいわねぇ、この季節。やっぱり食べておかなくちゃね」


とお声をかけてくださり
故郷秋田の美味しい話をいっぱい聞かせてくださいました。
お店のオーナーでもある板前さんと
山菜談義から春の美味しい食材の話に。
わたしもお話にまぜてもらい
「昨年、開田高原で山菜をとり、灰まで分けて頂き灰汁抜きもして天ぷらにしたのだけれど
こうやって伺うほうが やっぱりいいですね」と私。
「そりゃそうよ、手間もかからないでしょ」とお隣のご夫婦 笑いながら。
「その上、美味しいしね」と私。



「土筆がありますよ」と板前さん。

でてきた、奥から
常連さんにしか行き渡らないものが ものが


わたしもご相伴に預かり
懐かしい味を胃袋へ。


子供の頃
木曽川の堤防沿いに よく土筆をとりにいったなぁ

「自分でつくるとなんだか辛くなっちゃって」と私。
「お酒を呑む人は 辛いほうがいいだよね」と板前さん。



なんだか
胃の中から懐かしさと思い出がこみあげてきたので
酔ってしまうまえに
常連でない私は
この辺りで早々とおいとま。




いつもの帰り道
ふと真っ暗な空を見上げると
祖父が好きだった
白いハナミズキの花が
いっぱいに咲いているのを今更ながらにみつけ
ほんの少し立ち尽くし

また歩きだし

ふとお祭りに耳にする 津島笛の音色が遠くに
聴こえた気がした









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# by mignon51 | 2015-04-26 22:59 | one day

きのう という あした





春の桜の花びらが
枝をはなれ
あお空へ舞ってゆくように


ひとりの陶芸家が
旅立ちました


早すぎる突然の別れでした



はじめてお会いしましたのは
10年ほどまえ
パリ・ホテルリッツでの氏の展覧会の撮影のお仕事でした。
お名前は勿論存じ上げていましたが
初めてお会いしたのがパリ。

伝統を継承しながらもその新しい感性が話題となっており
どんな方なのか、またホテルリッツということもあり
緊張してお伺いいたしました。


細身で物腰柔らかで
そのキャリアを鼻にかけるところもなく
それどころかお忙しいなか私のことまでお気遣いいただきました。
又、同時開催されていたギャラリーでの撮影もご依頼いただき
仕事が終わってからもご友人との集まりにもお誘いいただき
楽しいパリの夜をみなさんとすごさせていただきました。


それからというもの
妹のように可愛がってくださり
ご自身の運営されていたギャラリーのお手伝いも1年ほどさせていただき
素晴らしい陶芸家の皆さんとの出会いのチャンスもくださいました
この1年は私や私のアシスタントまでも 彼のファミリーのように
大切にしてくださいました。



お酒がお好きで
人がお好き
人を楽しませ
人を驚かせ
人を怒らせてしまうこともありました



とにかくなにをするにも洒落た方で
何気ないファッションも
お料理も
とにかく
彼が選ぶものはいつもその独特の感性がさりげなく光っていました




そしてその感性は
作品に集約され
大威張りしないその大作たちを拝見するたびに
彼の底力を実感し
いったいこの先 どこへ行かれるのだろう と
憧れの眼差しをもって作品を拝見させて頂いておりました




携帯電話に訃報が文字となって現れ
それを読んだ瞬間
床へと座りこみました
なにもしらず
唐突すぎました



一昨日、そして昨日お別れに伺い
彼がどれだけたくさんの人々に愛されていたかを改めて目の当たりにし
もうあの笑顔は思い出の中でしか出会えないこと
そして
この先彼のつくりだしたであろう素晴らしい茶碗を手にすることが出来ないという現実に
心が傷むばかりでございます。



ああ、フランスで制作されたあの楽茶碗
本当に素晴らしかったです
今も拝見し手にしたときの感動がよみがえって参ります




ありがとうございました




様々なチャンスを与えてくださり
素晴らしい作品にふれさせてくださり
ほんとうに ありがとうございました





ことしの桜は少しはやく散ってしまいましたが 本当に見事でした


ほんものの 春になってしまわれましたね





加藤春鼎様
ご冥福を心よりお祈り申し上げます




藤原更
# by mignon51 | 2015-04-12 11:18 | one day

SCOPE New York 2015!!!




Thank you for loving my works ! New York!!!!
and special thanks to Sasha, Wahid, Parin, James, Motoi, Yuki and SCOPE New York!!!




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たくさんのブースと数えきれない作品があるにもかかわらず
こんなにもお客様が作品に集まってくれて
こんなにも作品を愛してもらって
こんなにもみなさんといっぱい話して笑って
最高のNew Yorkでした。


大雪だったり、現地での準備が大変だったり、ドーナッツの油が悪くて蕁麻疹がでたり(笑)

自分でも信じられない無理なオーダーに応えてくれたセンスがよくて厳しい技術者のみなさん
気分がめいりそうになったとき一緒に美味しいものを食べて笑ってくれたみんな
そしてSarah Fujiwaraの"Neuma" と指名してくださったニューヨークSCOPEのキュレーターの方々

大変なこともいっぱいだったけれど
最高の最高の毎日でした。
ありがとうございました。


See you soon, New York and
Thank you so much everybody with me!!!



Sarah Fujiwara
# by mignon51 | 2015-03-24 19:42 | Exhibition