ハナミズキ




ひとりでのりこんだ(というとちょっと大袈裟だけれど)ニューヨークでは
たぶんなにかとイロイロ準備などが大変だろう
という予想もあったので
キッチンつきの部屋をとり
不規則な生活もドンと来い!
という気もちでいたので
自炊生活もかえって気分を楽にしてくれたもの。




帰国してからなんと今日は
ひさしぶりの 一人晩ごはん。

昨日大好きな友人夫妻がやってきて
わいわい がやがや 飲んで 食べてで
冷蔵庫の中は 見事 空っぽ。




さて、今夜はどうしましょ。
お買い物に行くのもなんだか今日は面倒だし
あるもので何かつくって食べるのもなんだか今日は嫌だし
かと言って
コンビニ飯やファーストフードも なんだか哀し
知り合いの店に行く気もまったくしない


というわけで
1年に2、3度のぞく
近所の天ぷらやさんに9時前に滑り込み。





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カウンターのお席をいただいて
まずは 〆張鶴 はお決まり。
やっぱりこの季節 山菜の天ぷらはいただいておかないと.....
とお願いすると

「あてに」

と独活の根っこをいただきました
なんとも言い表せない春の味。
この時点で
既に75%の満足を感じ
やっぱり来て正解
と このところの疲れが半分おちる という
なんとも単純な自分を自分の中で笑っていると



こごみに ぜんまい たらの芽に 独活



天ぷらになって わたしのまえに。


お隣の常連らしきご夫婦が

「いいわねぇ、この季節。やっぱり食べておかなくちゃね」


とお声をかけてくださり
故郷秋田の美味しい話をいっぱい聞かせてくださいました。
お店のオーナーでもある板前さんと
山菜談義から春の美味しい食材の話に。
わたしもお話にまぜてもらい
「昨年、開田高原で山菜をとり、灰まで分けて頂き灰汁抜きもして天ぷらにしたのだけれど
こうやって伺うほうが やっぱりいいですね」と私。
「そりゃそうよ、手間もかからないでしょ」とお隣のご夫婦 笑いながら。
「その上、美味しいしね」と私。



「土筆がありますよ」と板前さん。

でてきた、奥から
常連さんにしか行き渡らないものが ものが


わたしもご相伴に預かり
懐かしい味を胃袋へ。


子供の頃
木曽川の堤防沿いに よく土筆をとりにいったなぁ

「自分でつくるとなんだか辛くなっちゃって」と私。
「お酒を呑む人は 辛いほうがいいだよね」と板前さん。



なんだか
胃の中から懐かしさと思い出がこみあげてきたので
酔ってしまうまえに
常連でない私は
この辺りで早々とおいとま。




いつもの帰り道
ふと真っ暗な空を見上げると
祖父が好きだった
白いハナミズキの花が
いっぱいに咲いているのを今更ながらにみつけ
ほんの少し立ち尽くし

また歩きだし

ふとお祭りに耳にする 津島笛の音色が遠くに
聴こえた気がした









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by mignon51 | 2015-04-26 22:59 | one day
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